この「仕組み」を知った当時(今も続いているようです)、結構インパクトがあって、ライセンシングを活用したビジネススキームにますます魅せられて今に続いているような気もします・・
唐突ですが、、
大手小売チェーン店(量販店、ドラッグストアやホームセンターなど)にPB化を提案する企業ってご存じですか?
私は以前、縁あってスポット的に、そういった会社に有名キャラクターのサブライセンシングをさせて頂くことがあり、その仕組みについて知ることができたのですが、その会社は変わらず安定的に躍進しているようです。
タイトル見てすぐにピンとくる方もいれば、どういうことなんだろ?と思う方も多いかと思いますので、お伝えできる範囲ギリギリまで、あれこれと。笑
ところで今は耳慣れた言葉かもしれませんが、PB(プライベートブランド)は、小売店などの独自のブランドであり、対するNB(ナショナルブランド)は全国規模のメーカーが製造するブランド商品になります。
PBはたしかに、自社でブランディングできるので、ロイヤルユーザーを囲い込みしやすくなったり、仕入コストを下げて利益率のアップを図ることができるといったメリットがあります。
ただ一方、在庫リスクが増えてしまったり、商品に対するクレームなどの対応責任を負わなければならない、などがPB化のデメリットといわれています。
ライセンシングによって、PB化のデメリットをカバー!
冒頭にあげた企業の提案の「仕組み」がすごいなと思ったのが、PB化のデメリットをライセンシングする仕組みによって、すっかりカバーしてしまうことだったのですよね・・。
●小売チェーン店あるいはPB化ビジネスの提案をする企業(以下、A社という)にてプライベートブランドのロゴマークなどの商標を取得
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その商標を活用したライセンシングビジネスの運営をA社に託す。(小売チェーン店が商標取得した場合)
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●小売チェーン店は、売れているNB商品の売上個数を参考に、PBの場合の展開個数をA社に伝える。
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●A社は、NBの下請会社あるいは同じものを作れる製造メーカー(以下、B社という)にアプローチし、かなりの確度で見込める展開個数を伝え、B社にそのロゴマークのライセンシーとなることを提案する。
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●ライセンシーであるB社は、自社の在庫リスクはあり、またロイヤリティ負担もあるものの、実績のあるかなりの確度での展開個数が見込めれているので、リスクは極限まで軽減されており、結果、卸価格も比較的安く供給できる。
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●小売チェーン店としては、あくまでライセンシーメーカーであるB社からの商品仕入であり、商品に対するクレーム対応などはB社が負い、またシステマティックに必要数量を仕入れるだけなので製造の在庫リスクはなく、仕入コストもおさえられる。
●A社はハンドリング&ライセンス管理の役割を担い、在庫リスクも商品クレーム対応もなく、ライセンス→サブライセンスにおいての差額利益を得ることができる。
ざっくりこのような流れです。詳しくはメルマガにて。笑(なかなかぎりぎりまでお伝えしたのでブログではここまででご容赦を‥)
デメリットがしっかりカバーされた、なかなか洗練されたビジネスの仕組みかなと。
ただし、もちろん諸々の注意点などはおさえておかなければなりません。
また詳しくお知りになりたい方は、ぜひ気軽にお問い合わせくださいませ・・笑