以前にもお伝えしました通り、
「ブランディング」っていろんな定義がなされているようですが、
『しくみドコロ』では、端的に、
■ファンをつくっていくこと。
■儲け続ける仕組みをつくっていくこと。
としています。
そこで、「ブランディング」をさらに具現化して推し進めていこうとする際、
[事業戦略]に着眼する必要があると思うのですが、
それを避けてしまうと、
どうしても、
デザインやキャッチコピーなどのクリエイティブな部分だけの施策になってしまう、、
そんなケースが多々あるかと思われます。
では、[事業戦略]が少しモヤモヤしている場合、
どのように“次の一手”を考えていくか、について、
どっぷり実践的な『しくみドコロ』らしく、あれこれと。

ブランディングの具体的な推進として、[事業戦略]の“次の一手”をどう考えていくか。
事業の現状の捉え方次第では、
どうしても、次の一手が見出せなくて、
戦略が行き詰まってしまうケースが多くあります。
あるいは、事業の現状に対して、
最新の技術に投資して他社との差別化を図る、
とか、
新たな広告媒体や営業ツールに投資して新しい販路や顧客を開拓する、
など、
(少し抽象的な言い方かもしれませんが)
縦軸と横軸を拡げることばかりに目がいきがちになってしまったり・・。
ただ、そればかりになると、
資本投下勝負では大手企業には太刀打ちできない中小企業だからこその、
“本来の勝負ドコロ”
から逸脱してしまってるような気がします。
そこで、今回は、特に中小企業にオススメする、
“ブランディングを仕組みから捉えて次の一手を考えていく”
について一つ目をご紹介しますね。
それは上記のような、
縦軸でも横軸でもなく、
まずは立体的な軸や視点から捉える、というオススメになります。
①事業の現状を、それらを包括するようなカサの一つと捉え、そのカサから次の一手をあれこれと考えてみる。
それは、事業の現状掌握を丁寧におこなった後、
その事業の現状を“包み込むような括り”はなんだろう?
と捉えることであり、
言い換えると、
現状を“包括できるようなカサ”となるものはなんだろう?
と考えていくことです。
※僕の尊敬する先生は、上流をみよう、という言い方をされてたりもします。
具体的な例(すべて実経験)を挙げていきますね。
●ヘアミストを販売したい
→そのヘアミストを使用するヘアスタイルの普及戦略を考えてみる。
●webデザインの受注をとりたい
→webマーケティングとのパッケージサービスを考え、パートナー作り戦略を考えてみる。
●キシリトールガムを販売したい
→美容グッズの一つ(噛むことは美容に良い)としての普及戦略を考えてみる。
などなどです。
この捉え方、あるいは次回②の捉え方を習慣化すれば、
次の一手で悩むということはまずない、
といっても過言ではありません。
慣れも必要かと思いますので、ぜひ実践してみてくださいませ。
次回は、中小企業向け~ブランディングを「仕組み」から捉えるオススメ方法②について、『しくみドコロ』らしく、実践的にあれこれと。