Book

─ 書籍 ─

経営者に向けた、気づきの本であり、
視点を少し切り替えるための本です。

著者 松本カヅキ
発行 セルバ出版
発売 三省堂書店/創英社


前より答えは増えた。
なのに、前より決めにくくなっている。

新しい案はある。動こうと思えば動ける。
それでも、「これだ」と言い切れるものが見つからない。

数字は出ている。評価もある。
けれど、この事業は、何をもって順調と言えるんだろう。

── そんな、まだ言葉になる手前の感覚から、
   この本は始まります。

売上もある。お客様もいる。
日々の取り組みも続いている。

それでも、どこを見て、何を基準に選べばよいのかが、少しぼやけていく。

私は、こうした
「うまくいっているのに、判断の基準がぼやける状態」を、「経営の霧」と呼んでいます。

この本では、その霧の正体や、なぜ霧が生まれるのかをたどりながら、自分たちの事業を見るための「判断のモノサシ」が、見えはじめるところまで進んでいきます。

新しい答えや施策を増やすための本ではありません。
いま目の前にある答えを、自分たちは何を基準に見るのか。
その手前にあるものを見つめ直していきます。

私自身、親から引き継いだ事業で、目標にしていた数字を超えたあと、次に何を基準に進めばいいのか分からなくなった経験があります。

その後、経営者のそばで事業を見つめ直す仕事を続ける中で、かつて自分がうまく言葉にできなかった感覚に、何度も出会いました。

あの頃の自分が読みたかった本を、いま同じような場所に立っている経営者にも届けられたら。

そんな思いから、この本を書きました。

そして、何年かあとに事業の景色が変わったとき、もう一度開いてもらえる本でありたいと思っています。



本書で紹介している視点を、自分の事業ではどこから見ていけばいいのか。
そんなときは、今の事業に合わせて、一緒に整理することもできます。