【しくみブランディング連載|第4回】ブランドは“仕組み”で育てる|「変わるための軸」を持つブランディング戦略

『しくみブランディング』連載

本記事は「しくみブランディング連載」の第4回です。
ここまでで、

  • 『しくみブランディング』の概論
  • 実践の5ステップ
  • 「強み」は発見するものではなく、設計できる

…という内容をお話ししてきました。

ここからが「しくみ」の本領発揮。
つくりっぱなしのブランドを、
どうやって“育て続けていく”のか?
その考え方について、「しくみドコロ」らしく、あれこれと。

green leafed plant on clear glass vase filled with water

■SNS発信が一瞬だけバズる

■ビジュアルは刷新したのに、情報発信が従来のまま

■言語化はしたけれど、現場の行動に落ちていない

これらはすべて、「仕組み」が不在のまま起きる、ブランドが“育たない”原因です。

『しくみブランディング』では、この“育て続けられる”という観点を、
次の3つの視点から捉えています。

■一度の発信では定着しない

■小さなリズムの積み重ねが“安心感”につながり、顧客の不安を和らげる

■月1コラムやSNS投稿、紹介文でのコピーなどを通じて、
ユーザーがふと思い出す“きっかけ”をつくっていく

■発信、サービス内容、店頭対応、キャッチコピー

■すべてに“同じ視点”“同じ言葉”があるか?

■コンセプトを「その場限り」のものにせず、
何度接触しても“同じ世界観”を感じられるように設計する

■時代も市場もユーザーも常に変わる

■「変わらないもの」を持つのではなく、
「変わるための軸」を持っているかどうかが重要

観光地でマリンアクティビティサービスを展開している事業者のご相談で、
「天候や地域になるべく依存することない、サービスのブランド化」を模索していた例がありました。

そこで話題に上がったのが、体験価値を“商品化”して届けるという視点

たとえば、ブランドの世界観や専門性を活かして、
UVケア用品などのコスメプロダクトに展開することで、
アクティビティの魅力を、体験前・体験後にも接点として残す──
そんな発想の転換が議論されました。

実際の展開には至っていないものの、
このような「無形から有形へ」あるいは「有形から無形へ」、
(※オススメは「無形+有形」)の転換アイデアは、
ブランドが育っていくための“変化する軸”を持つ好例といえます。

■発信や体験によって“波”をつくる
■その波にブレが出ないよう、“軸”をしっかり持つ

この「波と軸」の両立こそが、
「仕組みをつくる、利益を生むブランディング戦略」の実装フェーズ。

次回は「よくある失敗パターン」を通じて、
しくみ的リカバリーの視点をご紹介します!

【しくみブランディング連載|第5回】うまくいかない…は、しくみ不足かも?|ブランドが育たない“3つの壁”を崩すしくみ

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