◆本記事は【しくみブランディング連載】第2回目です。
前回は、「しくみブランディングとは何か?」をあれこれと、お話しました。
今回はさらに一歩踏み込んで、
どうやって「儲け続ける仕組み」を実際に作っていくのか?
具体的な5つのステップを紹介していきます!

「ブランディング=イメージ作り」だけじゃ足りない
前回お話ししたとおり、
『しくみブランディング』は、単なるロゴづくりや見た目の刷新ではありません。
利益を安定的に生み続ける“実働する仕組み”を作ること。
これこそが、私たちが提唱する“しくみ”の核心です。
では、どんな流れでこの仕組みを作っていくのか?
実際のプロセスを、「しくみドコロ」らしく、あれこれと解説していきます。
『しくみブランディング』実践5ステップ
【STEP1】状況ヒアリング&リサーチ
まずは「現状を正しく知る」ところからスタート。
- 事業内容
- 商品・サービス
- 顧客層
- 社内体制
…などをじっくりヒアリング&リサーチして、
いきなり答えを出そうとせず、まずは素材を集めていきます。
【STEP2】“強み”や“価値”に気づくキッカケづくり
リサーチで見えた素材を整理して、
「実はここがうちの強みかも!」と気づく作業を一緒に進めます。
自分たちだけでは見えにくかった魅力や、
「これって当たり前じゃなかったんだ!」というポイントを掘り起こしていくフェーズです。
✔︎ たとえば、こんな事例があります。
海外コスメブランドを国内展開する支援をした際、
商品の魅力が多すぎて、全部を一度に伝えようとしていたため、結果的に何も伝わっていない状態に。
そこで、打ち出すポイントをひとつに絞り、
その他の魅力は「実はこんな特徴もあるんです」という“後押しストーリー”として設計。
この組み立てが、バイヤーにもユーザーにも刺さるきっかけになりました。
強みは“見つける”より、“整えて伝える”ことが大切なのです。
【STEP3】持続的に「利益を生む仕組み」設計
発見した強みや価値を、
- どの市場に
- どのターゲットに
- どの切り口で伝えるか
を設計していきます。
さらに、単発で終わらないために、仕組み(仕掛け)まで一緒に考えます。
✔︎ このような発想転換が、結果に直結することも。
あるリトリート施設では、複数の施設やサービス内容が混在し、
「何ができる施設なのか」がユーザーに伝わっていないという課題がありました。
そこで、「施設単位」ではなく、「体験の単位」でサービスを再構成。
ネーミングやパッケージ設計を見直し、各施設の“提供価値”を整理したことで、
新規顧客の流入が明確に増加しました。
【STEP4】尖らせた強みを施策に落とし込む
ここで初めて、
- クリエイティブ(デザインや表現)
- 販促計画
- 営業施策
に強みを落とし込んでいきます。
「伝わる仕組み」を、具体的なアウトプットへと実装するフェーズです。
ブランディングを“仕組み”から捉える考え方は、こちらの記事で詳しく解説しています。
👉 中小企業にとってのブランディングの落とし込み方、について。
【STEP5】検証&改善のサイクル化
最後は、「つくったら終わり」ではありません。
- 定期的に検証する
- 市場や顧客の変化に合わせてブラッシュアップする
この仕組みを回し続けることで、
『しくみブランディング』はどんどん強く育っていきます。
まとめ|しくみは一日にして成らず!
『しくみブランディング』は、
派手なキャンペーンや短期の売上だけを目指すものではありません。
じっくり仕組みを育てることで、
利益を生み続ける「自走できるブランド体質」を作る。
これが、「しくみドコロ」が提唱する『しくみブランディング』です。
次回は、「うちの強みって何だろう?」という問いに対して、
『しくみブランディング』の視点から、ゆるめに、でも本質的に──あれこれとお届けしていきますね。
【しくみブランディング連載|第3回】「うちの強みって何だろう?」は“設計”できる|しくみブランディング的思考法
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