このようなタイトルをつけながら、実は、サロンだけでなく、無形サービスを行っている業態なら幅広く十分に適するんじゃないかと思っております・・(ここは熱く・・)
これ、実は、クライアントと一緒に、“生み”を仕掛けさせて頂きました・・(ちょっと得意顔・・笑)
上は2021年の年末の放映で、その年は他CanCamなど各種媒体にもかなり取り上げられていました。
なんと、今(2024年の夏)もなお、minimoやLemon8などでも取り上げられていてたので、
今の時代の自然拡散の力に感動しつつ、今回は懐かしんで、その元々の「しくみ」について振り返りながら、お伝えできる範囲だけ、あれこれと・・。
直接に商品をPRしない商品プロモーション?
元々のクライアントのご要望は、「自社サロンだけで販売しているヘアケア商品を全国で展開していきたい」といったものでした。
結果的には、そのヘアケア商品は全国の有名コスメショップやバラエティショップをほぼ網羅して展開され、クライアントにはご満足して頂けたのですが、お察しの通り、上はあくまで、その商品プロモーションのプロセスの一部になります。
プロモーション予算も限られていたので、自社で情報拡散のための投資をひたすら行って頂くのではなく、自然拡散を狙ったのです。
そこで着目したのは二つ。
・普段、母体であるヘアサロンという無形のサービスを行っている業態をフルに活用できないか。
・自然拡散を狙うには、自社商品からいったん距離をとって、“公”を狙えないか。
でした。
スタイルやムーブメントなど、「商品」の“上流”から仕掛ける。
ズバリ、「ヘアスタイル」を拡散させ、その「ヘアスタイル」を実現するにはこの「商品」が必要、といった流れです。
母体はヘアサロンを運営されていたので、その「商品」を使用すると実現しやすい「ヘアスタイル」を“あえてゆるめに”考案して名付けて頂き、ひたすら、その「ヘアスタイル」名をメニューとして集客媒体に掲載してもらいました。
クライアントと話し、自然拡散が目的なので、商標などはもちろん取得なしです。
サロンスタッフの方々による、心からリスペクトすべきエネルギッシュなパワーやアイデアなどもあり、結果は冒頭のような感じになりました。
数か月もたたないうちに、その「ヘアスタイル」名を使って独自のメニュー化をされた他サロンさんがどんどん増えました。
「商品」でしたら、あくまでメーカーからの宣伝か、となってしまい、なかなか自然拡散は狙いづらく、媒体や他同業種のサロンなどの拡散力にも限界があります。
しかし、「公」のヘアスタイルなので、“ネタ”として拡散してくれます。
媒体は、その主体性のためにも、
(本来は)商品PR情報よりも、“ネタ”を欲しています。[断言]
これさえ捉えておけば、媒体にとりあげてもらうための費用は不要で、あくまで、喜んで“ネタ”を拾いにきてくれます・・笑
いわゆる、「広告」と「取材」の違いです。
冒頭にもお伝えした通り、無形サービスを行っているサロン以外の業態でも狙えるのではと思いつつ、
やはり、「無形」と「有形」の組み合わせって最強だなと思ったエピソードでした・・。