前回に引き続き、コスプレビジネスとVtuberビジネスについて、「しくみドコロ」らしくあれこれと。
「コスプレイヤー」と「Vtuber」をビジネス比較してみました!②
【地方創生イベント】×「コスプレイヤー」について。
行政や企業から地方創生イベントにおける「コスプレイヤー」の起用について、アフターコロナで復活してきて、ますます依頼数が増えているようです。
特に、予算の高い有名「コスプレイヤー」の起用というよりもマイクロインフルエンサー的な立ち位置の方々を複数人起用、といったスタイルが人気だそうです。
※ “「コスプレイヤー」集団による街中ねり歩き”というプランもあるみたいですね!笑
地域の“ゆるキャラ”とも相性が良いですし、やはり「コスプレイヤー」は、ファンも含めてかなり熱量が高いので地方創生系イベントにはうってつけなのかもです。
そもそも、アニメコンテンツとのコラボイベントにおいては、「コスプレイヤー」の公式起用は少しハードルが高いと業界関係者では言われてたりもしました。
というのも、「コスプレイヤー」はそのコンテンツをどのような切り口で捉えるか、という自身の独創性を大切にして楽しんでらっしゃる反面、アニメのライセンサーとしては、どんどんそのアニメのコスプレイヤーの方々が増えてくれることはもちろん嬉しいのですが、著作権管理の観点で、公式として認めることが非常に難しいという事情もあります。
よって、“公式コスプレイヤー”ではなく、あくまでイベントの“盛り上げ役”として会場に存在するといった起用スタイルが主流になってきているようです。
一方、地方創生イベント系では、地域の“ゆるキャラ”とのコラボにおいては、そこまでコンテンツIPの取り扱いが厳しくないということもありますが、なにより“ゆるい”ので(笑)、そのキャラを擬人化したような独創的なコスプレなどが生み出されやすいこともあって親和性が高いというのもあるのやもしれません。
【地方創生イベント】×「Vtuber」について。
「Vtuber」もどんどん起用依頼数は伸びているそうです!これからどんどんいろんな活用の仕方が増えてきそうです。
ただし、前回の投稿でもお伝えしました通り、「コスプレイヤー」とは大きく違い、“コンテンツIP要素”と“インフルエンサー要素”をあわせもっているので、活用方法は変わってきます。
冒頭の写真にもあります通り、大きなビジョンにアニメコンテンツ(アバターのような)が映し出され、演者(中の人)がキャラ設定に基づいて生の掛け合いをして、その地域を盛り上げるような各々演出になります。
お気づきかもしれません、あくまで推測の域ではあり、各々において要交渉かとは思いますが、オンラインなので、「コスプレイヤー」が集団でその地域に派遣となるよりは予算は抑えられるかもしれません・・。また、スキャンダルなど、人をキャスティングする際のリスクをさらに減らすなら今後は演者もAI活用される場合も出てくるかと思われます・・。
いずれにせよ、Vtuberの場合、、アニメキャラクターのみが独立できるので、その地域内で数多く露出させやすく、グッズ販売にもつながりやすい、ということも期待できそうです!
次回は、
【グッズ販売】×「コスプレイヤー」「Vtuber」というビジネスについて、あれこれと。