店舗にこられた新規顧客には、商品をじっくりみてもらう以前に、まずは商品陳列コーナーに注目して頂くことが必要ですよね。そのためのキッカケとして販促物が効果的です。
バイヤーや小売担当者さんとしても、どれだけ商品が良くても、その周りの販促物がなくては、売り場での展開イメージが湧かず、取り扱いが難しくなります。
そこで、自社商品を全国バラエティショップやコスメショップで展開していきたい場合、どのような販促物が必要となってくるかについて、あれこれと。(2回に分けて、少し具体詳細まで・・)
店頭販促物の立ち位置!
バラエティショップやコスメショップなどで展開される店頭販促物は、陳列什器、POP、アテンションシール、リーフレット、パネル、ポスター、モニターなどが挙げられるかと思います。
いずれにせよ、パッケージと同じで、上代価格を見られる前が勝負かと。
販促物やパッケージを見た後(あるいは同時に)に、上代価格を見て、
“あ、思ったより手頃な価格だな” “あ、そうだよね、やっぱこれくらいするよね” なのか、
あるいは真逆で、“思ったより高いね”といった感じで捉えらえるのか、言わずもがな、これは、かなり大きな違いになります。
ブランドの世界観をしっかり伝える上でも、店頭販促物はかなり重要です。
■POP
いろんなサイズのPOPがありますが、やはりバイヤーや店舗担当者には、A5サイズのスタンド(脚付き)POPが最も好まれる傾向にあります。
あまり大きいPOPだと、せっかく制作して発送しても、売り場で陳列スペースの邪魔になって、そっとバックヤード行きになってしまうケースも多々あったり・・。
POPはきちんと目的を定めた方が良いかと思います。
陳列している売り場に引き寄せたいPOPなのか、引き寄せた後、じっくり特徴を読んでもらいたいPOPなのか・・。メッセージやデザインが大きく変わってきます。
また最近は、売り場で陳列商品の前に立って、その商品についての情報をスマホで調べてからレジに持っていくといった流れが多くあります。
商品パッケージや什器、あるいはPOPなどに、商品特徴がより詳しく記載されたブランドサイトへ誘導できるQRコードを印刷しておくのもオススメです。
■リーフレット
バラエティショップやコスメショップにおいては、以前はどのブランドも店頭にリーフレットを用意していましたが、最近は減少傾向にあるような気がします。
初回発売時には、商品と同梱でリーフレットを各店舗に発送したとしても、展開店舗が増えれば増えるほど、その後の補充体制がなかなか困難だという点であったり、また、最近は商品陳列の前で商品情報をネットで調べる人も増えており、もちろんネットの方が情報量も豊富だったりするので、そこまでリーフレットの必要性がなくなってきたというのもあるのかもしれません。
ただし、ECサイトなどで商品発送の際に、リーフレットを同梱するというのは得策かと思います。
■モニター
営業時間中ずっとループで商品PR動画を流すモニターは、商品陳列に躍動感が生まれ、ショップによって喜ばれる店舗と(電源がない理由から)好まれない店舗に分かれるかもしれません。
YouTubeやTikTokの普及のおかげで動画制作ができる人がかなり増え、比較的、制作費用が安価になってきていることもありますが、モニターディスプレイ代金は少し輸入高にもなっているので、店舗を限定したトライ設置というのも一考かもです。
他の販促物については次回投稿にて・・