ホテル宿泊プランやコンセプトルームなどの企画提案について。

ホテルプロモーションについて

ホテルプロモーションについて、あれこれ。②

冒頭いきなりですが、

という私も、実は、ホテルにプロモーションのアプローチをしていて初めて耳にした言葉だったのです。

「ヌン活」という言葉は、2022年の「ユーキャン 新語・流行語大賞」にノミネートもされており、元はホテルのラウンジやカフェを中心に、今はその他のレストランなどでも拡がりをみせている、アフタヌーンティーを楽しむ活動のこと、だそうです。

ホテルサイドとしても、「ヌン活」需要に力を入れようとしていて、ブランドとのコラボメニューやプランなど、何か良い企画はないかと探しているところは増えています。

ですので、前回の投稿でもお伝えしましたが、本来、ホテルサイドとしては、ラグジュアリークラスになればなるほど、一定数のファンがいる(ある程度、名の通った)、ちゃんとしたブランドとのコラボを好むのですが、

(私の経験上でいうなら)

アフタヌーンティーとのコラボプロモーションについては少し採用基準が緩くなっているようにも思えます。

「コンセプトルーム(コラボ)ルーム」プロモーションに関しては、
ある程度の規模のブランドになってくると、ゲストルームの内装や備品をそのブランド品で構成したり、ゲストルームでの“ステイ時間の過ごし方”などを提案できたりします。

ホテル側がそのブランドのファン需要があると判断すると、「コンセプト(ブランドコラボ)ルーム」はホテル側としても人気の宿泊プランであることが多いので、アプローチするホテルにもよりますが、前向きに捉えて頂けるかと思われます。

大事な点は、当たり前かもしれませんが、(ホテルサイドの本音でいうと)
そのブランドのファン層が、ホテルとしてもゲストとしてどんどんきてもらいたい層であるかどうか、です。

「宿泊プラン」プロモーションに関しては、
コンセプトルームが構成できるくらいの商品点数が揃っていないブランド規模に適しているかと思われます。

例えば、シンプルにいうと、通常1泊20,000円くらいのゲストルーム宿泊料金に対し、「コラボブランドの商品というプレゼントがつきます」
「コラボブランド品がゲストルームに備えつけられているので体感できます」
よって、プラン料金1泊25,000円になります、といった類になります。

ただし実際、ブランドメーカーから、シンプルに、ホテルサイドに商品の売り込みをしたとしても、なかなか採用まで至らないのが現状かと思います。

例えば、
「~記念日」や「ご褒美としての~ステイ時間や空間」の提案などなど、ゲストステイに対する「コンセプト」提案が必要で、あくまで商品は、そのコンセプトを構成する要素の一つという捉え方になります。

つまり、ゲストがそのコンセプトに沿ったホテルステイをイメージして、共感して頂けるかどうか、魅力があるかどうか、につきます。