ホテルがおこなってきたSNSマーケティングの活用について。

ホテルプロモーションについて

ホテルプロモーションについて、あれこれ。④

white bed linen on bed

これはどこの業界も似てるかもしれません。
もともと、ホテルの集客って旅行代理店や宿泊予約サイトへの依存度が高かったところが多かったのですが、画一的からの脱却を図り、ホテルのオリジナル宿泊プランを充実させ、ホテル公式WEBサイトからの直接予約の比率を高めている施設も増えています。
もちろん代理店手数料(8~15%くらい)が削減される分、サービス内容の充実に充てることができるという点もあるのですが、やはり自社の公式WEBサイトのほうが、多様化に向かっているプランの説明をしっかりできるという理由もあるようです。

ホテル業界の上記のような動きを察知して、ここ数年でかなりの数のSNSプロモーション系企業がホテルにアプローチしたようで、
“よく耳にしてるのでSNSプロモーションでの集客の可能性も感じて挑戦してみた”
といったホテルが多かったのですが、
しかしながら、今や、“ホテルがSNSプロモーションで集客を行うこと”に関しては、
費用対効果から鑑みて、良いイメージをもっていないホテルもかなり多いようなのです。

仕事環境的に、けっこうな数のSNSプロモーションのコンテンツ作り(原価)から関わってきた私からみると特に、なのかもしれませんが、一概に悪質系SNSプロモーション企業にやられてしまったのかな、という感じではなく、いろいろお話を聞いてみると、SNSプロモーションの活用の仕方だったり付き合い方だったりがあまり得手じゃないホテルも多いのかなとも思えます。

そこで、“SNSプロモーションに可能性は感じるものの苦手意識のあるホテル”が多いという現状を前向きに捉えてみると面白いかもしれません。(実際にホテルサイドにいくつかリサーチしてみましたが好感触です・・)

こちらから、ブランドのコラボプロモーションとしてアプローチさせて頂く際に、「SNSプロモーションに関しては、我々サイドの方でベストを選択して手配しますので、ご安心ください。」といった感じです。

具体的に一例として、
「このブランドとのコラボ宿泊プランを一緒にやりませんか。こちらから手配するインフルンサー達に実際にその宿泊プランを体験してもらって、SNSで拡散してもらうこともできます。」
といった感じです。

もちろんホテルやブランドサイドの状況を鑑みて、柔軟に提案していく必要はありますが、アプローチ内容を考える際に、相手の苦手意識なものはこちらからの提案内容の中でセットしてしまう、というのも一考かもしれません。