実は数年ほど前、当時から変わらず裏方ではあったのですが、ふとしたご縁から、けっこうな数の人気コスプレイヤーのブロマイドを全国のコンビニプリントで受け取り販売していくようなビジネスの仕組みづくりをさせてもらったことがあったのです・・笑
そのご縁からずっと、何かとさまざまなビジネスをご一緒(あれこれ画策も含めて・・)させて頂いている、「オタク市場」に精通されている会社の社長さんと先日いろいろお話しさせて頂いたこともあり、「コスプレビジネス」と「Vtuberビジネス」について、「しくみドコロ」らしく、あれこれと。
「コスプレイヤー」と「Vtuber」をビジネス比較してみました!①
「コスプレ」と「Vtuber」の市場規模について
どうやら、、
矢野経済研究所調べによると、
「コスプレの市場」規模は、2020年で328億円だったのが、2023年で392億円となり、毎年5-10%アップくらいで伸びてるそうです。(※コンセプトカフェやコスプレ関連サービス含む)
ただし、コスプレ市場は、コロナの影響で全国各所でのイベントがしばらく開催できなかったこともあり、そんな環境下だったのに堅調に伸びてるんだなーってのが率直な感想です・・。
一方、
「Vtuberの市場」規模は、2020年では144億円だったのに対し、毎年約150%から200%アップで推移しており、2023年では800億円を上回ったそうです。(驚異的!)
運営している代表的な事務所は、2大巨頭ともいわれている「にじさんじ」と「ホロライブ」ですが、ソニーなど大手のエンターテイメント企業もいよいよ参入してきているので、まだまだ勢力図は変わっていくかもしれませんね。
「Vtuber」は、アニメキャラクターのようなアバターにあわせて、演者(中の人)がキャラ設定に基づいて生の掛け合いしたり、身近な出来事について語るなどをしているので、コンテンツIP(知的財産)の要素とインフルエンサーの要素が合わさっているのが大きいなっていう印象です。
「コスプレイヤー」はその点、IPそのものではなく、各々IPに対してリスペクトをもって扮装しているリアルな人物なので、有名なコスプレイヤーほど、インフルエンサー的な要素が強くなっているかと思われます。
ちなみに、
2023年時点の登録ベースで、「Vtuber」の人口は1万5000人ほど、「コスプレイヤー」は34万人ほどになるようです!
「コスプレイヤー」はハロウィンなどパーティのキッカケから気軽になりやすいのが大きいかも。
ビジネス視点で捉えると、似ているようでなかなか特性が違うという意識を持っておいた方が良さそうですね・・
ってことで、次回は、具体的に「しくみドコロ」に近い視点から、
◆【地方創生】×「コスプレイヤー」「Vtuber」というビジネス
◆【グッズ販売】×「コスプレイヤー」「Vtuber」というビジネス
について、もう少し詳しくあれこれと。