全国コスメ小売店での展開を狙う「アプローチ」について、あれこれ⑧
小売店バイヤーが好む
アプローチの順番の傾向について。
《量販店・ドラッグ/ディスカウントストア・ホームセンター・コンビニ》
業態としてはもちろん、それぞれ全く違った特徴なのですが、“アプローチの順番”という点で捉えると同じグループとしてまとめさせて頂きました。
やはり、以下が最も多いパターンなのかと。
《2. 大型バラエティショップ》《3. コスメ専門ショップ・生活雑貨店 》
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《4. 量販店・ドラッグ/ディスカウントストア・ホームセンター・コンビニ》
量販店・ドラッグ/ディスカウントストア・ホームセンター・コンビニのバイヤー商談時あるいは商談申請時で、
「大型バラエティショップやコスメ専門ショップ(具体的な名称や展開店舗数も必要)で売れています」
というプレゼンはかなり有効かと思われます。
逆に、バラエティショップやコスメショップのバイヤー商談で、
「すでに量販店・ドラッグ/ディスカウントストア・ホームセンター・コンビニの類で販売しています」
というプレゼンをすると、かなり導入へのハードルは高くなると思われます。
やはり、エンドユーザーの期待するところと同じで、
新しい商品、
これから流行りそうな商品、
話題(初期)の商品、
メーカーと小売店で一緒に仕掛けていく商品、
それらが展開されているのが、大型バラエティショップやコスメショップの小売りとしてのブランディングでもあるからです。
一方、量販店やドラッグストアなどは、“売れているものを数を多く売るような業態”ですので、仕掛け段階において活用する業態としてはあまりオススメできません。
これらの業態のバイヤーは、メーカーと一緒に仕掛けていきたい、という意欲をお持ちの方も多いのですが、導入に前向きになったとしても、どれくらい売れるか推測できないような商品に対しては特に、業態の体制的に「返品アリ条件」となってしまうので、メーカーとしては、展開数量について慎重に精査しなければ、あとで痛い目を見てしまうことになりかねません。
そういった意味でも、基本、バラエティショップやコスメ専門ショップで売れているという、メーカーとしても自信の持てる状態で、量販店・ドラッグ/ディスカウントストア・ホームセンター・コンビニにアプローチしていくことをオススメします。