中小企業向けにブランディングを「仕組み」から捉えるオススメ方法②

ブランディング

前回の①に続き、
ブランディングを「仕組み」から捉え、事業戦略の次の一手を考えていく手法について、
『しくみドコロ』らしく、かなり実践的に、あれこれと。

一見、ブランディング推進が難しそうで、
「クリエイティブの統一性=ブランディング」
この一面だけで片付けられがちなパターンをよくみかけます。

そもそも、
中小企業において、会社概要などに素晴らしい理念を掲げてらっしゃるものの、
顧客や取引先、または従業員に対しても、
そこから具体的に落とし込まれ、
普段の活動にしっかり浸透できている企業、
ってなかなか多くないように思います。

ただ、
ある意味、そうなるのは致し方ないようにも思います。

想像してみると、、
創業時に理念を掲げ、そこからコンセプトなど具現化を考え、
日々の活動に落とし込みをして活動されている企業・・・
それってなかなか珍しいのかもしれません。

実態は、
この商売、面白そうだな!、儲かりそうだな!、けっこう世の中のニーズあるだろうなー、とか、、
もともとそんな想いから起業され、
創業期に、
金融機関や行政などに提出する事業計画書作成などの機会があり、
その際に、
社会的意義などを熟考され、理念などを決め、資金調達をし、、
そこからは、日々、
商品やサービスを、作って売って、作って売って、、など、
創業期から日々ひたすらに商売と売上を作ること!
これに専念されて走ってこられてる感じが大半かと思います。

逆に、そこに全パワーを集中して邁進するくらいの突破力がなかったら続いてないのかもしれません。

そのような、特に中小企業で社歴が長い会社ほど、
社長や幹部の方々が面白いな、儲かりそうだな、
と思って取扱いはじめたサービスや商品が多品種に渡っていたり、
またはショップやサロン、または施設などの集合組織だったり、
もちろん理由は様々で、
既存枠のキャパ不足だったり、
戦略的なリスクヘッジだったり、ボリュームによるメリットだったり、
いろいろあったのであろうと察します。

ただし、これらって冒頭にお伝えした通り、
ブランディング?ん?
とふと考えてみると、バラバラすぎて、もっとも推進しづらいと捉えられがちです。

でもこういった状態ほど、
なおさらよけいに、ブランディングのパワーって発揮できるのです。

ブランディングを仕組みから捉えて次の一手を考えていく”、
の手法として、前回の①で、
「包括するようなカサを考えましょう。」とお伝えしましたが、
それでもなかなかしっくりこない場合、
“目利き”ブランディングを意識してみることがおススメです。

つまり、一見バラバラに見える事業やサービス達を、
これらを、
「目利きしたこと=ブランド力」と捉える
やり方です。

こう捉えると、次はどういう視点になるかというと、
それぞれをやろうと選んだ時って、
どんな「判断モノサシ」だったっけ?となるのです。

そうなのです、
それがよくブランディングで教科書的にいわれる、
「特徴やこだわりを洗い出す。」ことになるのです。

「しくみドコロ」らしく、(を意識して・・)
今回もかなり実践的なところまで惜しみなくツッコミましたが、(笑)
また、他の実践的な手法も別の機会でお伝えするようにしますね。