「ブランディング」で儲かる会社に!②
スタートアップ企業や大手じゃない企業ほど、どうしても経営資源である「ヒト・モノ・カネ・情報」って不足していますし、知名度も低いですよね・・。
前回の投稿①にも書きましたが、そんな企業ほど、「ブランディング」は必須なんじゃないかと。
そこで今回は「ブランディング」のためのコンサルティング活用についてあれこれと。
売上アップのための「しくみ」の確立って?
一般的に売上アップには、[営業] [販売促進] [マーケティング] [ブランディング]の4手法が挙げられます。
製造においては、工程や手順など、コストダウンのための「しくみ」が確立されている企業が比較的多いと思うのですが、一方、売上アップのための上記4手法は、大手企業じゃない限り、「しくみ」がすでに確立されている企業はかなり少なそうですね・・。
営業スタッフのスキルへの依存比率が高すぎるか、他、思いつくまま無理に売上だけをアップしようとすると、どうしても非効率で収益アップにはなかなかつながらなかったりするのですよね・・。
となると、そこで、その「しくみ」を学び、取り入れるために、コンサルティングを活用しようと試みる企業も多いかと思うのですが、本来、最も必要なはずの、スタートアップや大手じゃない企業向けには、なかなか良い成果が表れにくくなっているのが現状かと思います。
[営業] [販売促進] [マーケティング] [ブランディング]
それぞれコンサルティングのプロはいるのですが・・
例えば、「営業コンサルタント」の方から、社内スタッフに対して、プレゼン力や営業資料作成などに関してかなり有用なアドバイスを頂けたとしても、その同じ方に、広告プロモーションについても相談に乗って頂けることって、現実なかなか難しかったり・・。
一方、「マーケティングのコンサルタント」はもともと大企業向けがメインということもあり、豊富な市場調査や各種データを頂けたり、またフレームワークを活用した分析までは手厚い支援を頂けたとしても、そこから、いざ現場は具体的にどう動いたらいいのかが不明確だったり、あるいは、場合によっては、分析方法までは教えて頂けたとしても、会社の強みや価値の発見、また、それらをどう尖らせていくか、については会社側で実施するように求められ、結果、根本的な実行がなかなか遠のいてしまったり・・。
また、「ブランディングのコンサルタント」は、もともとデザイナーなどクリエイターの方々が中心になっていて、ロゴや商品デザイン、ツールなどのデザイン刷新したり、カラーを統一したりがブランディング施策のメインとされているケースが多く、それらはたしかに、ブランディングの大切な要素の一つではあり、特に大手企業には有用かと思われます。
ただ、スタートアップや大手じゃない企業にとって、ブランディングの効果が表れるまでの期間、資本に余裕のある企業じゃなければ、どうしても、目の前の売上アップに具体的にどうつながるのか、という点で、期待値とのズレが生じてしまうケースが多かったり・・。
他、「プロモーション系のコンサルタント」にしても、どうしてもそれぞれの領域には長けていても、他領域には不得手だったり、、と、
どうしても、各々専門分野でわかれてしまっているのが現状なのですよね。
それはおそらく大企業の組織がそうなっているので、大企業に勤めていた人が独立してコンサルタントになったり、その流れもあって、大企業向けを主とされているコンサルタントが多いからかもしれません。
ただ、スタートアップや大手じゃない企業にとっては、組織を分けてる余裕はなく、ほぼ社長か幹部の方々が担当されていたりしますよね・・。
そうなるとやはり、まずは、しっかりコンサルタントのプロフィールや実績をみて、何の分野が得意なのか、また、なかなか数少ないと思われますが、融合的に、また一気通貫や横断的に捉えて伴走してくれそうなコンサルタントかどうか、などを見極めて頂いた方が良いように思います。