コンプレックス解消系vsさらなる向上系
同じ商品でも、必ずといっていいほど、この課題はよくでてきます。
「今ってこんなことでお悩みではありませんか?」
「このままだと将来、こんな感じになってしまいます。」
といった、ユーザーのコンプレックスだったり不安を想起させ、
それに対する解消や改善策として、この商品!といった訴求をしていくパターン(Aとします)。
一方、
「今よりもっと素敵な毎日を。」
「もっとハッピーに!もっと楽しく!」
といった感じで、ユーザーのさらなるハッピーやエンジョイな姿を“自己投影”してもらって、そんな姿にはこの商品がそばにいる、といった感じの訴求パターン(Bとします)。
これ、以前にプロデュースさせて頂いたコスメブランドで実際に、リアル店舗とECサイトで実験的にやってみました。
どうなったと思います?
リアル店舗では圧倒的にB系の売り上げが良く、ECサイトではA系とB系が均衡した感じでした。
アフターコロナということもありますが、
同じECサイトでも、B系のSNSからの流入が多く、LP(ランニングページ)からの流入は、圧倒的にA系が多い感じでした。
ちなみに、LPからの流入は、もはや王道かもしれませんが、いかによそ見して頂くことなく、一気に購入のクロージングまでもっていくパターンです。
やはり、
オープンなリアル店頭やSNSからのECサイト展開は、B系訴求で、
コンプレックスや不安解消狙いのA系訴求は、人知れず悩みを抱えているケースが多いので、
なるべくクローズドな展開場所の方が良さそうですね。