ホテルプロモーションについて、あれこれ。⑥
前回は、ホテルのナイトプールについて、メディアブランド側からみた「しくみ」についてあれこれ。させて頂きました・・笑
今回は、ホテル側からみた「しくみ」について、あれこれと。
■ホテル側からすると、
シーズン中、常に予約いっぱいor長蛇の列ができている状態で、
入場料だけで一人あたり5,000~6,000円で、
その他の飲食など館内利用料、
またナイトプールとセットの宿泊プランなどの収入が見込めます。
なにより、メディアからの告知効果はもちろん、なにせ「映え」るので、来場客が自分のSNSでどんどんアップしてくれるので宣伝効果が絶大です。
競合との宿泊料金の価格競争とは一線を画す、多角的な収入モデルとなっているかと思われます。
また、ナイトプールを実施しているホテルにもいくつかヒアリングしてみると、
最も欲しい顧客層を取り込めている、とのこと。
というのも、
「ホテルでウェディング」というのが下降気味にあって競争が激化している中、
やはりカップルであったり女性が、
“このホテルをウェディング会場にしたい”と思う決め手となるのは、
思い出がある場所であったり、
泊ったことはないけど友達とちょっと贅沢気分で行ったことのある“知っている”ホテル、
といったケースが多いそうです。
まとまった出費になるウェディング会場代金で、
知らないホテルには、ちょっと躊躇したりもしますもんね・・。
以前にご紹介した「アフタヌーンティー」など同様に、
泊りに行ったことはなくても、
他の施設利用などで知ってる、馴染みのあるホテル
というのは、最近のホテル側が狙っている戦略の一つといえるかと思われます。
プロモーション提案するなら、そこらへんを狙っていくの良いかもしれませんね。
「ナイトプール」という新たな施設利用企画は、
ホテルにとっても、
ホテルとコラボを考えているブランド(メディアブランド含む)にとっても、
相乗効果の非常に高いプロモーションの良い例かと思います。