ホテルプロモーションについて、あれこれ。⑤
冒頭から唐突ですが、
(私のProfileにも記載の通り、実は私の恩師や先輩が多く所属しているのですが)
小学館女性メディア局から発行されている女性ファッション誌『CanCam』が2017年に流行語大賞を受賞した言葉ってご存知でしょうか・・?笑
※ヒント:同年受賞は「忖度」です。
え!?これって「CanCam」発信だったの?という声も聞こえてきそうですが、、、
『インスタ映え』です。
今はもう、どちらも当たり前のように使われている言葉ですが、
これってもともと、
ホテルでの「ナイトプール」を紹介するときに「インスタ映え」という言葉が使われたのだそうです。
(※編集者から聞いただけなので、実際はどうぞバックナンバーをご覧くださいませ…笑)
同年の2017年から「CanCam」プロデュースと東京プリンスホテルによって仕掛けられた「ナイトプール」は今や夏の風物詩となっているといっても過言ではなく、ナイトプール自体は他、全国のホテルでも増加傾向にある、夏の女子会やカップルに人気のレジャーです。
高級ホテルの屋外プールが夜にライトアップされ、
DJがBGMを演出したりカクテルが楽しめたりと、
大人なムードが満点で、顔をつけて泳ぐなどありえません(笑)、
あくまで「日焼けせず、写真映えするプール」です!
そこで、ホテルプロモーションの流れから、
「ナイトプール」についてのしくみについて、あれこれと。
「CanCam」などファッション誌は、元々は“ブランドがたくさん掲載されている雑誌”だったのが、今や“「CanCam」というブランド”です。
古巣だからと贔屓目にみてるわけではなく、雑誌広告掲載の収入依存からの脱却を図って、実際に、ファッション誌の中でもっとも早くそのブランド価値を活用して多角的なビジネスを手掛けた媒体であろうと思います。
■メディアブランド側からすると、
「~プロデュースのナイトプール」ということは、ゲストからの入場料含む各種売上入金に対するプロデュース料(orライセンスロイヤリティ料)、また、ナイトプールという場を一つの広告媒体とした広告収入も得ているかと。
また、ラグジュアリーホテルというのは、キラキラ感があって、ターゲットとしている女性にはイメージもいいですよね。
雑誌掲載の広告収入が下降傾向にある中、新たなビジネスモデルになっているかと思われます。
次回は、ホテル側からみた「ナイトプール」のしくみについて