全国コスメ小売店での展開を狙う「アプローチ」について、あれこれ⑤
大型バラエティショップやコスメ専門ショップ、また生活雑貨店のバイヤーに、必ずと言っていいほど聞かれる、
「これらはどこに展開されてますか?」
「これらは今後、どこに展開予定ですか?」という質問。
下記にて、展開(予定)ショップの具体的な名称(隠すのは心証的によくない)を伝えていくことができれば、比較的、話を進めていきやすいといえるかと思われます。
A 《百貨店》《ライフスタイル/ファッションセレクトショップ》
B 《エステ/ヘアなど各種サロン》
C 《ネット販売(リアル店舗以外)》
⇩
《 大型バラエティショップ 》&《 コスメ専門ショップ・生活雑貨店》
上の三つの中から今回は、
A《百貨店》や《ライフスタイル/ファッションセレクトショップ》での展開(予定)から、
《 大型バラエティショップ 》と《 コスメ専門ショップ・生活雑貨店》へのアプローチを狙う場合についてになります。
■《百貨店》に関しては、
地方の百貨店よりも都心のリーディングとなる百貨店にて展開(予定)、
の方がベターです。
また、百貨店のご当地系の催事(地域物産展)に出展しています、
というのは、「ご当地系コスメ」と捉えられ、
バイヤーはあまり良い印象をもっている傾向にはない(過去に売れていない実績が多い)ため、その情報の取り扱いには注意が必要と思われます。
■アパレル商品が販売のメインである、
《ライフスタイル/ファッションセレクトショップ》に関しては、
やはり、なるべくハイエンド向けのショップの方がベターです。
また、《ライフスタイル/ファッションセレクトショップ》に関しては、
最近は、アパレル業界に多い『ODM(OEM+Design)』での展開が多く、
そのODM商品のままだと、バラエティショップやコスメショップに流通すること自体、
NGである場合が多く、工夫や交渉が必要になってくると思われます。
といっても、
といいながら、、
リーディング百貨店や(ハイエンド)ライフスタイル/ファッションセレクトショップに導入を決めることができること自体がなかなかハードル高いですよね・・
そもそも、これらの業態層を狙うには、商品企画やブランディング戦略を練る段階から、
バラエティショップやコスメショップの狙い方&コンセプトと違っている、
ということもあります。
その場合、ブランドプロジェクトの構想や規模にもよりますが、
例えば、
「ジョルジオ アルマーニ」
⇒百貨店や(ハイエンド)ライフスタイル/ファッションセレクトショップ
という高級ラインとして設定し、
枝分かれとして、比較的安価なカジュアルラインを展開して、
「エンポリオ アルマーニ」や「アルマーニ エクスチェンジ」
⇒バラエティ/コスメショップ
といったイメージで、ブランドを枝分けしてアプローチすると、
どちらの業態層での展開も狙えるので一考かと思われます。
★順次、HPなど整えていきます!